プロフィール文(サイト運営者情報)
私が、園芸という世界に取り憑かれた理由
はじめまして。
ガーデニング情報ブログ「ガーデニング・園芸研究所」の所長、「E.K.」と申します。
星の数ほどあるウェブサイトの中から、この小さな庭を見つけてくださり、誠にありがとうございます。この奇跡のような出会いに、心から感謝いたします。
私がこのブログを立ち上げた理由は、至ってシンプルです。
それは、「一粒の種に秘められた、生命という名の“宇宙”の素晴らしさを、一人でも多くの方と分かち合いたい」という、抑えきれないほどの強い想いがあるからです。
育てやすさが星3つとか、必要な日照時間が5時間とか、もちろんそれも植物を育てる上で重要な「数字」です。
しかし、インターネットに溢れる無味乾燥なデータや手順の羅列だけでは、ガーデニングが持つ本当の魅力の、ほんの表層しか語ることはできません。
雨上がりの土の匂い、朝日を浴びて輝く葉先の水滴、指先で感じ取る新芽の柔らかな感触、そして幾多の季節を乗り越え、けなげに花を咲かせた時の、胸が熱くなるような感動…。
そうした、五感と心で深く味わうリアルな喜びを、あなたと同じ一人の「土いじり好き」としての目線で、丁寧に、そして情熱的に解き明かしていきたい。
そんな想いから、この「ガーデニング・園芸研究所」は生まれました。
私の原体験は、都会の喧騒の中で、少しだけ心が疲れていた頃の記憶に深く刻まれています。
ある日、デパートの屋上で開催されていた小さな植木市。その片隅に、ぽつんと置かれていた一鉢のローズマリーが目に留まりました。プラスチックの安っぽい鉢植えで、決して見栄えが良いわけでもない。なのに、その葉が放つ清々しく、力強い香りに、なぜか心を鷲掴みにされたのです。
「これはただの草じゃない。生命の塊だ」
その香りを吸い込んだ瞬間、頭がスッとクリアになり、強張っていた心がゆっくりと解けていくのを感じました。
その小さなローズマリーを家に連れ帰り、育て始めたあの日から、私にとってガーデニングは単なる趣味ではなく、日々の喧騒から心を解放し、人生に穏やかな彩りと「待つことの豊かさ」を教えてくれる、かけがえのない師となったのです。
私のガーデニング哲学と経験:育てやすさだけでは語れない“緑との対話”を求めて
これまで私は幸運にも、様々な環境で、様々な思想で育てられた植物たちと触れ合う機会に恵まれました。その一株一株が、私に新たな発見と、忘れがたい教訓を与えてくれました。
私の園芸遍歴が教えてくれたこと
社会人になり、初めて自分の部屋に招き入れたのが、あの一鉢のローズマリーでした。最初の数週間は水をやりすぎ、危うく枯らしかけました。この時、**「愛情とは、相手を理解しようとすることであり、自分の想いを押し付けることではない」**という、人間関係にも通じる大切な教訓を、身をもって学びました。
次に挑戦したミニトマトでは、次々と実がなる喜びに歓喜する一方で、どこからともなくやってくるアブラムシとの終わらない戦いに頭を悩ませました。この時に、農薬に頼らない様々な対策を試行錯誤する中で、**「生態系の一部として植物を捉える」**という視点を得たのです。
そして、なかなか花を咲かせないアジサイの鉢植えと向き合った数年間は、私に**「土壌の酸度(pH)」**という、目には見えない世界の重要性を教えてくれました。自分の目に見える部分だけを世話するのではなく、その根が生きる「環境そのもの」を整えることの大切さを、寡黙なアジサイが身をもって示してくれたのです。
こうした一つ一つの経験が、私の血肉となり、植物と向き合う上での独自の価値基準を形作っていきました。
私が追い求める「緑との対話」という価値基準
経験を重ねる中で、私がガーデニングに求めるものが次第にハッキリとしてきました。
それは、カタログスペックとしての「育てやすさ」や「収穫量」以上に、植物との日々のコミュニケーションから生まれる**「緑との対話」**とも言うべきものです。
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葉の色と張りで、その日の“機嫌”を読む
水が欲しいのか、日差しが強すぎるのか。植物は言葉を話しませんが、その全身でサインを送ってくれます。その微細な変化に気づき、「今日はどうだい?」と心の中で問いかける瞬間こそ、対話の始まりです。
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土の香りと湿り気で、“環境”を感じる
乾いた土、雨上がりの湿った土、腐葉土が混ざった豊かな土。その香りや手触りから、根が今どんな世界にいるのかを想像すること。そこには、化学式だけでは説明できない、生命の循環があります。
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成長のリズムに、季節の移ろいを知る
固い冬芽がゆっくりとほころび、柔らかな新芽が芽吹き、やがて花が咲き誇り、そして静かに枯れていく。その生命のサイクルに自分の暮らしを重ね合わせることで、私たちは季節という大きなリズムの中で生きていることを実感できます。
こうした、効率や生産性とは無縁に見える部分にこそ、ガーデニングの本質的な価値や、植物と人が共に暮らすことの喜びが宿っていると、私は信じています。
ガーデニング・園芸研究所の編集哲学:読者のあなたへ、3つの誓い
「ガーデニング・園芸研究所」を運営するにあたり、読者の皆様に3つのことをお約束します。
これは、当ブログの編集方針であり、私自身の決して揺るがない誓いです。
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徹底したリサーチに基づく、信頼できる情報
なぜなら、一つの情報の間違いが、あなたが大切に育てている植物の命を左右しかねないことを、私自身が「グリーンキラー」だった頃に痛いほど経験したからです。不確かな個人の感覚だけに頼ることは決してありません。全ての記事で、国内外の園芸研究機関や、プロの育種家が発信する一次・二次情報を必ず確認し、その情報源を明記することで、記事の透明性を確保します。
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実体験と五感に基づいた、リアルな視点
なぜなら、植物はマニュアル通りではなく、あなたのベランダの環境(日当たり、風通し)の中でこそ、その本当の姿を見せるからです。園芸店の完璧な環境で見た花の色の印象と、西日の当たる自宅のベランダで見た時の色の違い。そうした教科書には載っていない「生々しい情報」こそ、何より価値があると信じています。
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初心者からマニアまで楽しめる、分かりやすい解説
なぜなら、素晴らしい知識や感動は、独占するものではなく、共有することで何倍も楽しく、豊かになるものだからです。難しい専門用語の壁を取り払い、「なるほど、そういうことか!」と思っていただける発見の瞬間を、一つでも多く作りたいのです。初めて土に触れる方には親切なガイドとして、そして深い知識をお持ちのベテランの方には新たな視点を提供する対話相手として、誰もが知的好奇心を満たせるコンテンツを目指します。
この庭を、あなたと共に育てるために
このブログは、私一人が完成させるものではありません。
あなたのコメント、あなたの庭の物語、あなたが感じた素朴な疑問、その一つ一つが、この「ガーデニング・園芸研究所」をより深く、より多角的で、より豊かな場所に育ててくれます。
ですから、どうか遠慮なさらず、あなたの声をお聞かせください。
「うちのトマト、こんなに大きくなったよ!」
「〇〇という花の育て方で、こんな工夫をしています」
「E.K.さん、この虫は一体なんでしょう?」
どんな些細なことでも構いません。
あなたからのメッセージが、私にとっては何よりの執筆の原動力となります。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
これから「ガーデニング・園芸研究所」を、あなたと共に最高の場所にしていけることを、心から願っております。
運営者情報
ハンドルネーム: 「E.K.」
拠点: 都会の小さなベランダから、土と緑の可能性を探求中
好きな植物: ローズマリー、バジル、シソなどのハーブ全般。夏はミニトマト。
いつか育ててみたい憧れの植物: ベランダでたわわに実る、レモンの木
執筆者: E.K.
都会の小さなベランダを「生命の実験室」に変え、数々の失敗から植物との対話術を学ぶ。スペックや育てやすさだけでは語れない、五感で楽しむガーデニングの魅力を、実体験と徹底リサーチに基づき発信中。